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診断方法
2007-08-09
先日の日曜日、一人遊びをしていた2歳の娘が、突然腕が痛いと訴えました。
腕も曲げられないので、骨折を疑って救急病院に連れて行くことを考えましたが、整骨院の前を通ると、休日にもかかわらず開いています。
先生に診てもらったら、肘の脱臼とのこと、ものの数秒で処置してくださいました。

杉谷特許事務所のお客様にも、整骨院の先生がいらっしゃいます。
他にも事業をされていて、整骨の仕事だけをなさっているわけではないようですが、知る人ぞ知るウデ前で、むち打ちの治療はもちろん、パセドー病と診断された方を治してしまうこともあり、その技術に惚れ込んで、日本人だけでなくアジア、欧州からも弟子入りを希望する方がいらっしゃるようです。

さて、先生によると、患者を一瞬見ただけで、どの骨がずれているか分かるらしいのですが、お弟子さん達にいくら教えてもなかなか分かってもらえず、苦労されているとのこと。
このような感覚は生来のもののようです。

そこで、先生は研究を重ねて、特定の骨のずれに関する限り、誰にでも診断できる方法を編み出されました。
患者に所定の動作をさせたときの、関節の動き方を観察すると、特定の骨がずれているか否かが客観的に分かるとのこと。
早速、特許化が可能かどうか相談にいらっしゃいました。

ご存じのように特許法には、「産業上利用できる発明」は特許の対象である、と規定されています。
ところで、明文規定はありませんが、審査基準においては、診断方法は医療行為に属し、医療行為は「産業」に属さないとされています。
人道上の理由から独占権を与えることはふさわしくないからです。
つまり、治療方法の発明は、特許の対象にはなりません。
残念ながら、特許化は難しいことをお伝えしました。

特許法は、発明を公開することの代償として、出願人に一定期間、発明の実施の独占権(特許)を与えることを趣旨としています。
しかし、発明者が特許を得たい理由には、実施の独占以外にも、名誉のため、もしくは宣伝のためである場合もあります。
優れた治療方法を発明しても、特許法の対象外であるばかりに、広く公開されずに埋もれてしまう。
なんとも残念なことです。

先生には本を書くようにお勧めしているのですが。。。

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